shimasachi’s ブログ

アラサー女の色々やってみたブログ✐

忘れられない…あのお米との出会い

こんにちは、シマサチです。

#わたしの推し米」をご紹介したい…が、

これまで、お米に特段強い思い入れがなかったのが正直なところ。

 

物心ついたころから、当たり前のように食卓に並んでいたし、

学校の給食、家での食事、コンビニで買うおにぎり…

それらがどの銘柄で、どこで生産されたのか、誰が作ったのか、なんてことは、一度も考えたことがなかった。

しかし、あの日のお米との出会いが、わたしの意識を変えたのだった。

今日は、その出会いについてつづろうと思う。

 

それは、5年前に遡る。わたしは当時23歳。

東日本大震災の関係で、仕事で宮城県に行き、そこで新潟県出身の人と出会った。

仕事場には20代前半から30代半ばと、比較的若手が多く、仲良くなるのにさほど時間はかからなかった。

その中に新潟県出身の人がいて、その人の案内で、新潟県内を観光しに行こうという話になった。

休日にみんなでレンタカーを借りて、定番の観光スポットを巡る中、最後に訪れたのは、新潟の地元メシが食べられる市内の居酒屋だった。

新潟はブランド牛(村上牛)あり、海鮮あり、へぎそば(海藻が練りこまれた蕎麦だそうだ)などの変わり種あり、と地元メシに舌鼓を打っていたところ、

そこのコース料理の最後のシメに、

なんと、ほかほかの『白米』がお茶碗にもりっとよそわれ、テーブルにポンッと置かれたのである。

わたしは、「え?これだけ?」と咄嗟に思った。

「せめてシメにご飯を出すなら、お茶漬けとかじゃないの?」とも思った。

さらに、ご飯のお供なるものは一つもなく、ただ、お茶碗が人数分運ばれてきただけだった。

 

しかし、その次に新潟出身の人が、

「これは、魚沼産のコシヒカリだから。そのまま食べてみて!」と自信満々に言った。

わたしは「いやいや、米だけって(笑)」と思いつつ、一口食べてみると…

あ…甘いっ!みずみずしい!

と、思わず2口目を箸でとっていた。

いつも食べていたはずのお米に対して感動すら覚えた。

“魚沼産のコシヒカリ”は誰もが知るブランド米で、最高級とも言われている。

お米に無頓着だったわたしですら聞いたことがある名前でだが、実際に食べたことはなかった。

しかし、普段食べるお米と比べて、「甘い」「みずみずしい」「ふっくら」していて、なるほど、何もご飯にかけずともこれだけ美味しいと、シメに出されたことに納得していた。

 

そして、それと同時に、「自分の地元のお米を、自身をもって誰かに勧められるっていいなぁと思った。

わたしは、千葉県の出身。

千葉県だってお米を生産していることは知っているが、どんな品種かまでは知らなかった。

(後から調べて、千葉県には「ふさおとめ」や「ふさこがね」といった品種があることを知った。)

そして、それはこんなお米だよ、こんな味だよと、誰かに勧められるほど知らないことに気付かされた。自分が食べているお米が地元のものか、他県のものか知らないのだから、勧められるはずがない。

勧めてくれた新潟出身の人は、私の1~2つ年上で、あまり年齢が変わらない。

そんな人が、地元のお米を愛し、自信をもって私たちに勧めてくれるその姿は、いきいきとしていて、羨ましくも思えた。

 

普段、何気なく口にしているお米。

当たり前のように食べられるお米を農家さんに感謝するだけなく、

まずは地元のお米を愛せるように、そして誰かに勧められるように、なりたいと思える出会いだった。

 

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